機械設計エンジニアの年収は?
ここでは、厚生労働省のデータを基に機械設計エンジニアの年収について紹介しています。
他の設計・開発職より、機械設計エンジニアの給与は高い傾向
令和4年賃金構造基本統計調査における機械設計エンジニアの年収は、全国平均606.2万円 といった結果が出ています(※)。
機械工学の分野に関わる知識やCADのスキルが必要となる専門職なので、別職種の産業平均と比べても高い水準となっています。
システムエンジニア(組込み、IoT)
令和4年賃金構造基本統計調査における年収は、全国平均550.2万円 といった結果が出ています。年齢別にみると50代の701.75万円がピークになっています。機械設計エンジニアと比べると、全年齢平均・ピーク時の平均ともにマイナス50万前後の差があります。
CADオペレーター
令和4年賃金構造基本統計調査における年収では、全国平均461.8万円 といった結果が出ています。年齢別にみると50代の576.71万円がピークになっています。機械設計エンジニアと比べると全年齢平均ではマイナス140万、ピーク時の平均ではマイナス230万と大きな差があります。
機械設計エンジニアとCADオペレーターを比べた際に、収入面で上回るのは機械設計エンジニアです。当メディアを見てくれている方の中にも、現在はCADオペレーターでもいずれは機械設計エンジニアになりたいと思っている方もいるのではないでしょうか。もちろん、この2つの業務内容は異なりますが、実際にCADオペレーターから機械設計エンジニアに転職をして活躍している方もいます。
機械設計・開発の仕事では、CADの操作スキルだけでなく、機械の構造や原理、材料特性、熱力学、流体力学などの知識も求められます。もしあなたが機械系の専門学校や大学などで、機械工学の基礎などを学んでいるのであれば、実務未経験から機械設計エンジニアを目指すことも可能です。
機械設計エンジニアの年代別年収
- 20代:約359万~469万
- 30代:約548万~647万
- 40代:約658万~686万
- 50代:約740万~728万(年齢があがるほど、給与が下がる傾向)
令和4年賃金構造基本統計調査における年代別年収では、50代の740.62万円がピーク。経験を積みベテランになるほど高い収入を得られる傾向です。20代、30代で身につけた技術とスキルで長く活躍することができます。
Zenken株式会社
当メディアでは「機械設計エンジニア」という職業に注目!「実務未経験から機械設計エンジニアになるための方法」をはじめ、各業界の機械設計・開発のお仕事の魅力を発信しています。なお、このページはZenken株式会社、メカメディ編集チームが調査し、まとめています。