未経験でも機械設計エンジニアに転職できる?
機械設計エンジニアには、機械工学分野の知識が不可欠です。未経験からの転職は難しいという印象があるかもしれません。しかし実務経験がなくても、習得している知識によっては機械設計エンジニアに転職することが可能です。ここでは、実務未経験から機械設計エンジニアに転職するための方法について解説します。
人材不足を背景に未経験者にも道はある
機械設計エンジニアは、四力学(機械力学・熱力学・材料力学・流体力学)などの基礎知識が求められる上に、CADの操作スキルなど実務を通して身に着けるスキルも期待されるので、実務経験者の方が有利な転職市場ではあります。
しかし、ベテラン技術者の定年退職、若手技術者が育っていないなど、深刻な人材不足を背景に基礎知識だけでも一度学んだことがある方なら、実務未経験者でもキャリアをスタートさせる方法はあります。
未経験から機械設計エンジニアに転職する方法
機械工学の知識はあるが業界未経験の場合
機械設計エンジニアに関わるスキルに触れたことのない、0からスタートで機械設計エンジニアを目指す場合は、研修制度の充実した企業を探すことから始めると良いでしょう。
ですが、研修制度が充実していても、採用されるかはまた別の話。 大手メーカーの多くは手厚い研修制度を整えていますが、もちろん人気の就職先。高学歴、経験者、自分よりアピール上手な求職者達の中で、30分~1時間の短い時間で技術職の席を勝ち取るのは至難の業です。
当メディアでは、「機械工学の学科は卒業したけれど、実務経験はない…」という方々向けに、機械設計エンジニアの第一歩が踏みやすいルートやまさに未経験から機械設計エンジニアになった方の声を紹介しているので、ぜひそちらも併せて参考にしてみてください。
インタビュー!現場監督から機械設計エンジニアへ

機械の構造には興味があったけれど
何者になるかまだ漠然としていた僕が
はまった道
現在、活躍している機械設計エンジニアの方に、機械設計エンジニアにキャリアチェンジした理由、どのようにして実務未経験から機械設計エンジニアとしての夢を掴んだのか、お話しをお伺いしました。
CADオペレーターなど活かせるスキルがある場合
設計者に依頼されCADで3次元モデルをおこしたり、2次元図面を描いたりしてきた経験は機械設計エンジニアに活かせます。作業の中で図面の読み方が身に付き、機械加工のことを覚えることができるからです。設計・開発エンジニアとして必要なスキルの下地も養われているはず。
実際にCADオペレーターから機械設計エンジニアに転職をして活躍している方もいます。機械設計の中でも、アッセンブリーの設計など比較的スタートしやすい業界を狙ってみるのも良いでしょう。
「自分の今のスキルだと、どの業界でスタートするのが良いのだろう…」そんなあなたにおすすめしたいのが、アウトソーシング企業へ就職し、派遣エンジニアとして活躍する働き方です。
当メディアのスポンサー・マイナビEdgeも技術系アウトソーシング企業の一社。キャリアの節目ごとに転職をすることなく、多種多様な業界の様々な企業で経験を積めるのも特徴です。