現場監督だった僕が機械設計エンジニアにキャリアチェンジした理由!これからの夢とは?
自分の望む働き方を実現している現役の機械設計エンジニアに、キャリアチェンジした理由をはじめ、派遣エンジニアとして働く魅力と今後の目標についてお伺いしました。
フェンシングの選手としてオリンピック出場を目指す
- 株式会社マイナビEdge
- S.Hさん
PROFILE
- 大規模な国際プロジェクトの機械設計のCAD業務に従事
- プライベートでは、フェンシングの選手としてオリンピック出場を目指す
夢は、フェンシングでオリンピックに出場すること。その為にも、プライベートと仕事の両立ができる転職先を探していました。そんなSさんは現在、大規模な国際プロジェクトの機械設計のCAD業務に従事しています。

漠然と機械の構造や動作原理に興味があった
-機械設計エンジニアになる前は、現場監督としてのお仕事をされていたと伺いました
そうですね。今では機械設計エンジニアとして働いていますが、実は、私は最初から機械設計エンジニアを目指していたわけではありません。子供の頃は機械への興味があったものの、具体的にどんな分野で仕事がしたいとかまでは明確になかったんです。大学で機械システムを学んでいる仲間たちが車に夢中なのを見ていましたが、自分はそこまで車の分野に関心がなくて…。
工業高校で土木科だったこともあり、大学卒業後は施工管理の仕事に就きました。施工管理の仕事は非常に体力を必要とするタフなもので、残業も多く、メンタル的にも肉体的にも大変でした。フェンシングの練習の時間が確保できないこともあり、前から興味があった機械系の仕事に就きたいと思うようになり、転職をしました。
自分の興味や強みを探りつつ、スキルアップできるのが派遣エンジニア
-その時に、派遣会社を選んだ理由はなぜでしょうか?
自分がやりたいと思える仕事がまだ明確に見えていなかったからですね。機械系の仕事には興味があったのですが、具体的にどの分野に進むべきか決めかねていました。そんな時、派遣エンジニアという働き方を知り、派遣会社であれば様々なプロジェクトに関わっていく中で、自分に合った仕事を見つけることができるのではないかと思いました。
マイナビEdgeを知ったきっかけは人材紹介会社でしたが、調べてみたら資格手当が充実していて…。特定の資格を取得すると、資格手当として報酬が支給される仕組みで、一部の資格では永久に手当がもらえるのがいいなと思いました。
-資格手当が充実しているのは嬉しいですね。
はい。資格取得に向けた支援が充実していますし、機械系の資格だけでなく、TOEICとか簿記検定とか、品質管理検定、ファイナンシャルプランナーなど様々な資格の手当があります。そのため、幅広い分野でのスキルアップが可能だなと感じています。
残業がない事、CADをさわってみたい。
それが仕事選びの基準だった
-派遣エンジニアとして働く上で、特に重視していた点はありますか?
私は仕事後の時間をフェンシングの練習時間にあてたいと思っていたので、残業が少ない配属先を希望しましたね。派遣会社を通じて働く大きなメリットの一つは、自分のライフスタイルに合った働き方をできる点だと思います。
-現在携わっているプロジェクトはどのようなものですか?
現在は、エネルギー系の国際プロジェクトに携わっています。その中でもCAD業務を担当しているので、図面データの修正などが主な業務です。
プロジェクトによって異なりますが、現在のプロジェクトでは約10人のチームで作業しています。チームには、他の派遣エンジニアの方やクライアント企業の正社員の方も含まれており、様々なバックグラウンドを持つメンバーと協力してプロジェクトを遂行しています。
-この仕事を通じて得られるやりがいについて教えてください
今、自分が設計しているものを直接、目にすることはできないのですが、国際的なビッグプロジェクトに携われて、設計した部品が世の中の役に立っていることはやりがいのひとつでもありますね。いつか、フランスに行って実物の実験炉を見ることができたらいいなと思いますね。
-今の業務で大変な時はどのような時でしょうか?
実験炉のような規模が大きなものになるとパーツがたくさんあるので、CAD上にパーツのファイルを開くだけで数時間かかることもあります。そして、せっかく開いたと思ったらソフトウェアがフリーズしてしまったり…。フリーズしてしまうと、それまでの作業が台無しになりますね(笑)そのため、作業中はこまめな保存が欠かせません。
他にも、CADを使った作業では英語でのエラーメッセージが表示されることが多く、Google翻訳を使っても専門用語は理解が難しいことがあります。そんな時は、先輩に相談するなどして乗り越えています。
-仕事の中で大切にしていることはありますか?
わからないことはすぐに聞くことを心がけています。特に機械設計では、細かい部分が全体の機能に大きく影響するので、早めに疑問を解消することが大切です。
仕事とプライベートは分ける
機械設計エンジニアのとある1日の流れ

- S.Hさん
- 1日のタイムスケジュール
- 9時 グループ会議
- 10時 CAD作業
- 12時 お昼休憩
- 13時 CAD作業
- 14時 CAD作業
- 17時30分 退社
- 18時 フェンシングのトレーニング
機械設計エンジニアとフェンシングの両方で成果をだす
-今後のキャリアやフェンシングでの目標はありますか?
仕事面においては、機械設計の分野でさらにスキルアップを図り、CADの資格を取得したいと思っています。プライベートにおいては、フェンシングでオリンピック出場を果たすことです。仕事とプライベートの両方で成果を出したいですね。
-フェンシングの大会はどのような感じなのでしょうか?
大会では、1日に複数の試合をこなすことになります。予選ラウンドでは総当たり戦を行い、その後トーナメント形式で本戦が始まります。試合は非常に長時間に及ぶことがあるので、体力と集中力の維持が重要ですね。

フェンシングのトレーニングの一環として始めたロードバイク
フェンシングのトレーニングの一環としてロードバイクを始めましたが、やっているうちにどんどんハマっていきました。特に長距離を走ることが好きで、140キロを超えるようなライドも挑戦しています。
-では、最後に機械設計エンジニアになりたいと思っている方にメッセージをお願いします
大学で関連分野を学んでいなかったからとか、専門的な知識がないからという点で、「自分にできるのか?」と不安を感じる人は多いと思いますけど、派遣エンジニアという働き方をすることで、機械設計エンジニア分野への一歩は踏み出しやすくなると思います。機械の構造や動作原理に興味がある方は、ぜひ挑戦してみて欲しいですね。
- 実務未経験からでも機械設計エンジニアとして活躍できる!
ためらわずに、ぜひ挑戦を。
自身のスキルに自信がない場合は、研修制度が手厚いアウトソーシング企業に入社することで、機械設計エンジニアとしてのキャリアの第一歩を踏み出せるのではないでしょうか。当メディア「メカメディ」のスポンサーであるマイナビEdgeでは、実務未経験からでも機械設計エンジニアとして活躍するための研修制度を用意し、エンジニアの希望にあわせて配属先を紹介してくれます。マイナビEdgeについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。
Zenken株式会社
当メディアでは「機械設計エンジニア」という職業に注目!「実務未経験から機械設計エンジニアになるための方法」をはじめ、各業界の機械設計・開発のお仕事の魅力を発信しています。なお、このページはZenken株式会社、メカメディ編集チームが調査し、まとめています。