マイナビEdgeの技術センターってどんな感じ?
エンジニア経験のある講師陣が入社後の研修を行うマイナビEdge。当メディア「メカメディ」編集チームが、マイナビEdgeの技術センターを訪問!講師の辻村さんにお話しをお伺いしてきました。
技術センター講師
- 株式会社マイナビEdge
- 辻村さん
PROFILE
2011年からエンジニアを育てる講師として勤務。自分の経験を活かして他の人のサポートができるこのお仕事に大きなやりがいを感じていると笑う辻村さん。プライベートでは、単3充電池で走る車両や自転車を走らせるレースにも出場。会社のメンバーと部活動として取り組んでいる。

エンジニア経験のある講師陣から、実際の現場で通用するスキルを学ぶ
-マイナビEdgeに入社後、どのような研修が行われるのでしょうか?
当社の研修プログラムは、単にテクニカルスキルを教えるだけでなく、ヒューマンスキル向上の為の研修にも力を入れています。一人ひとりの適性に合わせた研修プログラムを用意し、設計・開発現場で活躍できる技術力・発想力・問題解決力を備えたエンジニアの育成を行っています。
-具体的な研修スケジュールはどのような感じでしょうか?
社会人経験が無い方や浅い方に向けては、社会人基礎力研修を2週間程行います。社会人基礎力研修では、ビジネスマナーや安全衛生など社会人として知っておきたい知識から、職場でのコミュニケーションの取り方や仕事の進め方、報告書の書き方まで、仕事を円滑に進めるための基本的な実務スキルを身につけていきます。
その後、専門分野別の研修に入りますが、最初の内は大学時に履修した科目の復習を行っています。履修内容については知識の定着という段階に至っていない場合がほとんどですので、ここでの復習によって皆さんに思い出してもらっています。こちらの研修が進んでいく途中で、配属先の話が入ってきますので、そちらのタイミングで配属先を考慮した専門的な技術の研修へと移行していきます。
即戦力の方については、入社時に伺っている経歴や業務内容から必要なカリキュラムを判断して行います。期間は1週間程です。
社会人基礎力研修
- ビジネスマナー研修
- 安全衛生
- コミュニケーションの基本
- 3次元CAD/CAEの操作法
- 仕事の進め方
- 報告書の書き方
- 実践研修
社会人基礎力研修で習得したことを専門技術研修の中で実践し、振り返って自己評価することで、社会人としてのコミュニケーション力向上と自分で考えて行動できる力を養います。
共通技術研修
- 品質の基礎
- 製品原価の基礎
- FMEA(故障モード影響解析)・FTA(故障の木解析)・VE(価値工学)手法
- 自動車の基礎
- 樹脂設計の基礎
この他、設計・開発現場では国内だけでなく海外企業とのやり取りで英語が必要となる場面が少なくありません。共通技術研修では英語での自己紹介や電話応対、ビジネス電子メールの書き方なども身につけていきます。
キャリアプランや希望を考慮、必要な研修を提供
-入社後の専門技術研修についてはどのようなことをするのでしょうか?
内容としては、学校で学んだ4力学などの機械系の基礎的なものからCADの操作実習、CAE解析実習などの業務に直結した研修も行います。
- 製図法
- 図形の基礎・図学
- 機械工作法
- 3次元CAD/CAEの操作法
- 材料力学
- 応力解析
- 機械要素
-配属後の研修について、具体的にどのようなことをするのでしょうか?
配属後の研修は2つ有ります。1つは会社が主催している研修です。決まった年次ごとに必要なスキルを学べる階層別研修や配属されている業界ごとに情報交換をする業界別研修などがあります。 もう1つは、エンジニアからの要望に応じて実施する技術サポート研修です。例えばQC検定やCAD利用技術者などの資格取得に向けた研修を実施しています。エンジニアからの事前申請に応じて開催しています。
- フォローアップ研修(新卒対象)
- 階層別研修
- 業界別研修
- エンジニア・リーダー研修
- 技術サポート研修(技術支援と資格取得支援)
自分の強みを創ることができるように、資格取得支援の制度を用意しています。資格手当は毎月支給。
-すごく研修が充実しているのですね。配属先によって研修内容は大きく変わるのでしょうか?
そうですね。配属先に応じて研修内容は大きく変わります。使用するCADソフトウェアは配属先企業によって異なりますので、それに応じたCADの研修を行います。また、同じCADでも英語版など使用言語が違うケースも有り、極力配属先に対応した研修を提供する様にしています。
▼マイナビEdgeの技術センターで使用する研修機材
AutoCAD | 2D設計に必要な作図機能・編集機能・注釈機能・印刷レイアウト機能を搭載。効率よく建築・土木・機械設計の2D図面を作成可能。DデータからCG・アニメーション作成でイメージ共有が簡単 |
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Autodesk Inventor | 機械設計のための3DCAD「オートデスク インベンター」は、機械設計、解析、金型設計、設計情報の伝達などに役立つ機能を数多く搭載。メカニカル設計のための3DCADソフトウェア |
NX | 3DCADソフトウエア「NX」は設計から製造から解析まで、製品開発のプロセスをサポートするハイエンドなCAD・CAE・CAM。自動車、精密機器、家電をはじめ、幅広い分野で使用 |
MICRO CADAM | 日本で開発、サポートされている機械系2DCADソフト |
CATIA V5 | 自動車、航空宇宙、機械業界をはじめとして、エレクトロニクス、造船、装置設計、消費財業界にいたるまでの幅広い業種で、利用実績を誇るハイエンド3DCADシステム |
SolidWorks | 製品設計業務に求められるさまざまな機能を搭載した強力な3次元設計ツール |
Creo | さまざまな機能が統合された3DCADソリューション |
-自動車業界でよく使用されているCADにはどのようなものがありますか?
自動車業界では、NXやCATIAを使用することが多いです。CAD操作については私の過去の実務経験から、モデル作成上、特に注意するべき内容を交えて指導を行います。例えば、CADの研修において、図面原点への意識付けを過去のトラブル事例から説明したり、設定の仕方によって効率が大きく左右されることなど、事例を含めてお話ししたりしています。
-現場で使えるスキルを教えて貰えるのはいいですね。マイナビEdgeで機械設計エンジニアを目指すことの魅力についてお伺いできますでしょうか?
ヒューマンスキルに関する研修、テクニカルな研修の他、技術動向を絡め、物事の本質や原理を理解し、全体最適で考えられる能力が身につく研修がある点ではないでしょうか。この先、技術が進歩しても通用する技術者を共に目指しています。
また、エリアマネジメントの仕組みもマイナビEdgeならではだと思います。配属されているエリア毎にリーダーやマネージャーが配置されているので、技術者同士の横の繋がりができています。同じ技術者目線で相談に乗って貰えるのは他社には無い魅力のひとつだと思います。
その他、マイナビEdgeでは企業ベースではなく、エンジニアの技術や興味関心を基に配属先を決定しています。一つのメーカーで継続して働くだけでなく、特定の業界や製品に携わり、それに関わるさまざまなスキルを磨く働き方、得意な技術を磨き、一つの専門分野を極めるといった働き方も可能です。
-では、最後に機械設計エンジニアを目指している求職者にアドバイスをお願いします。
マイナビEdgeに入社したほとんどの方が最初は「本当に自分でもできるのか」という不安を抱えています。しかし、入社時が機械設計エンジニアとしてのスタート地点であり、ここから技術やスキルを積み上げていけば問題ありません。
自分自身の経験から言えることは、学校で学んだ知識は実務にはそのまま通用しないということです。実際に現場で活躍しているエンジニアは、業務の中で専門的な技術を身につけています。大切なのは、ものづくりに対する興味と意欲です。少しでも設計・開発の仕事に携わりたいという気持ちがあれば、ぜひ挑戦してみて欲しいですね。
- 実務未経験から機械設計エンジニアを目指すなら、研修制度が充実しているアウトソーシング企業への入社がおすすめ
自身のスキルに自信がない場合は、このような研修制度が手厚い企業に入社することで、機械設計エンジニアとしてのキャリアの第一歩を踏み出せるのではないでしょうか。
当メディア「メカメディ」のスポンサーであるマイナビEdgeでは、実務未経験者からでもスムーズに機械設計エンジニアとしてのキャリアを歩みだせる環境を整えています。マイナビEdgeについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。
Zenken株式会社
当メディアでは「機械設計エンジニア」という職業に注目!「実務未経験から機械設計エンジニアになるための方法」をはじめ、各業界の機械設計・開発のお仕事の魅力を発信しています。なお、このページはZenken株式会社、メカメディ編集チームが調査し、まとめています。
- 機械設計エンジニアになるには?何をすればいいかわかるメディア-MECHA MEDI-
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